プラセンタ療法
プラセンタ療法
プラセンタとは?
胎盤のことをプラセンタといいます。
母親の体内で胎児と母体をつなぎ胎児を育てる臓器ですが、もともと女性の身体に備わっているものではなく、受精卵が子宮内壁に着床して初めてつくられる臓器であり、役目を終えると出産とともに母体外に排出される短期的な臓器です。
受精卵は、わずか10ヶ月の短期間に重さ3kgもある赤ちゃんへと成長しますが、この驚異的な生命を育むのが胎盤・臍帯の役割です。
胎盤の薬効は世界中で古くから注目され、とりわけ滋養強壮薬、若返りの薬として珍重されており、多数の漢方薬等にも配合されてきました。
プラセンタ療法とは?
胎盤(プラセンタ)から抽出されたエキスの有効成分を、注射、内服などにより治療に用いる療法の総称を”プラセンタ療法”といいます。
新陳代謝を促進、自律神経やホルモンのバランス調整、免疫・抵抗力を高める等、様々な薬理作用をもっています。
プラセンタ療法の効果
- 内科系:
- 肝機能の改善:肝炎・肝硬変、慢性胃炎、胃潰瘍、胃弱、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、糖尿病、高血圧、低血圧、気管支喘息、慢性気管支炎、貧血、慢性疲労、習慣性便秘
- 婦人科:
- 更年期障害:動悸・息切れ・不眠、月経困難症の改善、便秘、冷え性、生理痛、不妊治療、乳汁分泌不全、高プロラクチン血症
- 皮膚科:
- アトピー性皮膚炎、発毛促進、じんましん、湿疹、ケロイド、シミ、そばかす、しわ、たるみ、ニキビ、美白
- 耳鼻科:
- アレルギー性鼻炎、メニエール病、花粉症
- 整形外科:
- 慢性関節リウマチ、変形性関節症、関節炎、神経痛、腰痛、五十肩、肩こり等
- 泌尿器科:
- 前立腺肥大、膀胱炎
- 眼科:
- 角膜炎、アレルギー性結膜症、視力低下、白内障
- 歯科:
- 歯槽膿漏、歯周病、顎関節症
- 精神神経科:
- うつ病、神経症、自律神経失調症、不眠症
- その他
- 勢力増進・滋養強壮、疲労倦怠改善、男性・女性ホルモンバランスの調節、虚弱体質、病中・病後の体力回復、強壮、風邪予防
プラセンタ注射の投与方法・間隔
- 投与方法:
- ラエンネック®を1回3アンプルを皮下注射します。
- 投与間隔:
- 治療開始から1〜2ヵ月ほどは、週1〜2回程度の頻度で受けることをお勧めします。
効果が安定した後は症状・効果に応じて1~4週間おきに通院されることをお勧めします。
疾患や投与間隔によっても異なりますが、3〜6ヵ月間治療を続けても効果を実感できない場合は中止して下さい。
プラセンタ内服
プラセンタの内服(プラセントップ錠®)は注射で効果を実感されている方のひとつの選択肢(定期的な通院が困難な場合など)として処方しています。
費用
項目 | 費用 |
---|---|
プラセンタ注射 (ラエンネック® 3アンプル) 1回 |
2,000円(税込) |
プラセントップ錠60錠 (1日6錠 10日分) |
1,100円(税込) |
*初回の場合は初診料として2,000円かかります。